5年以上睡眠薬を飲み続けた私が断薬に成功した秘訣
前回の記事からしばらく経ってしまいましたが、あれから断薬への挑戦を進め、
今では完全に断薬に成功し、4ヶ月程が経ちました。
今まで6年ほど睡眠薬を飲み続けていましたが、やっとやめることができました。
今回は私が断薬を行う上で、行ったことを紹介させて頂きたいと思います。
①認知行動療法認知行動療法を実践
不眠治療における、認知行動療法を去年からはじめました。
認知行動療法とは簡単に言うと、睡眠について正しい知識を学び、その知識に基づき、睡眠に悪い行動を減らし、睡眠によって良い行動を増やすというものです。
アメリカでは標準治療として行われており、睡眠薬と同等の効果が実証されています。
認知行動療法について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
私は認知行動療法を実践し、睡眠を学ぶ中ではじめて自分がなぜ眠れないのかを知ることができました。今までは原因がわからず、何もできなかったのですが、原因がわかれば対策を立てることができます。
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簡単ではありませんでしたが、認知行動療法を実践する中で睡眠が改善されていきました。
認知行動療法は、専門の病院で行うのが一般的ですが、なかなか治療を行える病院がないので、そういった場合は本でやり方を学ぶのも良いのではないかと思います。
私もはじめは病院で治療していましたが、病院までの距離が遠すぎたため、本を読みながら実践する形に変更しました。
おすすめの本については、こちらで紹介させて頂いています。
②自分のリズムに合った仕事に変えた
実はこちらのほうが大きかったのではないかと、個人的には思っています。
睡眠を学び、自分の睡眠記録や今までの経験を振り返ると、私は先天的にかなりの夜型であることがわかりました。つまり、不眠の条件付けで眠れないという要素に加えて、自分が寝るべきでない時間に寝ようとしていたから寝れずに苦しかったのです。
自分のリズムとは違う時間に寝ようとしても、寝れないのは当然といえば当然です。
大の大人が21時頃から寝ようとして、
「全然寝付けない!こんなんじゃ睡眠薬をやめられないよ・・・!」
と言ってるようなものだったんですね。
どうしても学校や会社の一般的な時間感覚で考えてしまいますが、
人によってはそちらに無理やり合わせないことのほうが良い場合もあると思ってます。
そこで私は睡眠記録を見て、自分がいつも何時頃に寝て、起きるのが調子がよいのかを調べました。
その結果、私は午後から活動をはじめると体調に特に問題ないことがわかりました。
従って、できるだけ午後からの勤務や午前でも遅い時間から勤務が出来る仕事に変えました。そうすると朝起きるのが遅くなったため、あまり眠れないことが気にならなくなりました。
以前こちらの記事で書いたように、断薬に挑戦をする上では、正しい断薬のやり方に加え、気持ちの余裕が欠かせません。気持ちの余裕を持って、断薬に取り組めたことが非常に大きかったです。
最後に:まずは睡眠習慣を変える、それでも無理なら生活リズムを見直す
不眠で睡眠薬を飲んでる方で、睡眠薬をやめたいという方はまずは睡眠習慣を変えるということがよいのではないかと思います。
その時に認知行動療法の考え方は非常に役立ちます。
しかし、それでも改善されない場合は自分の生活リズムを変えることを検討してみるのも一つの手です。
生活リズムを変えてみると意外にも簡単に楽になった!ということがあるものです。
仕事選びの軸として、自分に合った生活リズムかどうか、
ということはこれから重要になってくるのではないかと思っています。
どちらの方法ををとるにしても、無理のない範囲で、
自分のペースで実践してみることが大事です。
また、薬とうまく付き合いながら生きていくのも一つの生き方です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。